足関節の痛みは、主に捻挫や骨折といった足首の損傷が原因で引き起こることが多いです。また、スポーツを頻繁に行っていたり、足首に過度な負担をかけていたりする場合も痛みを引き起こしやすくなります。痛みが長引き、日常生活にも支障をきたしている場合は、以下の病気が考えられます。
変形性足関節症(へんけいせいあしかんせつしょう)
変形性足関節症とは、足首の関節にある脛骨(けいこつ)と距骨(きょこつ)の表面を覆う軟骨(なんこつ)がすり減り、足関節に炎症や痛みが起こる病気です。捻挫や骨折などを頻繁に繰り返し、足首に過度な負担をかけることが原因で発症します。発症すると歩き始めや長距離の歩行で足首に痛みが現れるようになり、腫れや変形などの症状が出てくることもあります。
関節リウマチ(かんせつりうまち)
関節リウマチとは、全身の関節が炎症を起こし、痛みを生じる病気です。手に症状が出やすい病気ですが、足首に出ることもあります。はっきりとした原因は解明されていませんが、自己免疫疾患であると考えられています。症状が進行すると足首の可動域が狭くなったり、変形によって歩行などの日常動作が困難になったりします。