ひじ関節の痛みの治療方法
保存療法
保存療法は、患部に負担をかけないように安静を保ちながら非ステロイド系抗炎症剤などで回復を目指す方法です。併せて、ひじ関節周囲の筋肉トレーニングやストレッチ、必要に応じて装具の着用なども行います。痛みが強い場合は、鎮痛剤や局所麻酔などを用いることもあります。
手術療法
保存療法では回復が難しいと判断された場合、手術による治療を行うことがあります。病状に合わせて、遊離体摘出術、関節形成術、人工関節置換術など最適な術式を用います。尺骨神経の障害や指が動かしにくいなどの症状がみられる場合は、早期に手術の検討が必要です。
再生医療
再生医療は、幹細胞やPRP(多血小板血漿)を、痛みのある部位に注射し回復を目指す方法です。炎症を収める、ダメージを受けた細胞や組織を修復するなどの効果が期待できます。患者さまの細胞や血液をもとに生成した成分を注射するため、副作用の心配が少ないだけでなく手術や入院も基本的には必要ありません。