ひじの痛みの原因となる主な病気とは
変形性肘関節症
変形性肘関節症は、ひじ関節にある軟骨がすり減ることによって、関節部分の骨が変形していく疾患です。
初期にはひじを動かしたときに痛みを感じる程度ですが、症状が進行すると「ひじが動かしにくくなる」「手のしびれ」「手の筋肉の減少」などの症状が現れます。一度損傷した軟骨は再生が難しいため、早期治療が望ましいです。
基本的には、保存療法による関節機能の維持や改善を行いますが、進行度や症状によって手術を行うこともあります。
関節リウマチ
関節リウマチは、関節を包む被膜の内側に炎症を起こし腫れや痛みを生じる病気です。
症状が進行すると、骨や関節の破壊、関節の変形などを引き起こします。肺や血管など全身に炎症が広がることもあります。発症原因は解明されていませんが、早期発見・治療によって症状の進行を抑えることが可能です。関節に腫れや痛み、違和感がある場合は、早めに専門医へ受診することをおすすめします。
