コラム(開業医向けサイト)
【徹底解説】整形外科クリニックのTikTokアカウント活用事例5選

開業医にとって、地域の競合クリニックとの差別化を図り、安定した集患を実現することは、経営上の最重要課題です。患者の情報収集源がSNSへと移行する中、とくにTikTokは、その短尺動画と高いエンタメ性から、整形外科のブランディングにおいて独自の優位性を持っています。
整形外科領域は、リハビリ指導や運動器疾患の解説など、視覚的な情報が欠かせません。TikTokは、堅苦しくなりがちな医療情報を、親しみやすい動画でユーザーへ分わかりやすく届け、スポーツ障害を抱える若年層や、従来のメディアではリーチしづらかった層にダイレクトにアプローチすることができます。
本記事では、実際にTikTokアカウントを戦略的に活用し、成果を上げている整形外科クリニックの具体的な事例5選を通じて、成功のための戦略と注意点を徹底解説します。SNS時代のクリニック経営を成功させるヒントを掴んでください。
目次
この記事でわかること
- なぜ今、整形外科クリニックがSNS(TikTok)発信を強化すべきなのか
- TikTok運用が整形外科と相性が良い理由
- SNS運用における最重要リスク
- 成功している具体的な事例5選:運用コンセプトと成功要因・投稿コンテンツの解説
- 成功のための4つのチェックポイント
- 集患につながる導線設計
整形外科クリニックがSNS発信を強化している背景

近年、病院やクリニックなどのSNS活用が増加傾向にあります。SNSによる情報発信はもはや選択肢ではなく、集患や採用といった経営戦略の観点から無視できないマーケティング手法として注目されています。
とくに整形外科のクリニック経営者にとって、TikTokをはじめとするSNSは、従来の広告手法ではリーチできなかった層へのアプローチを可能にする重要なツールです。この背景には、ユーザーの消費行動と医療ニーズの変化があります。
情報収集の多様化
スマートフォンの普及とインターネットの活用がシニア層にも浸透したことにより、情報収集の手段は劇的に多様化しています。動画プラットフォームであるTikTokやYouTubeを情報源として利用する人々が増加。こうしたSNSの普及により、情報取得はリアルタイムで最新の情報やトレンドを効率的に得る手段へと変化しました。医療業界においても、自身の症状や治療法について、テキストよりも直感的で分かりやすい動画で情報を得るニーズが高まっています。
認知度向上と集患
TikTokのような動画SNSは、テキストベースのプラットフォームよりもはるかに情報伝達のスピードが速く、クリニックの認知度向上が期待できます。TikTok運用によって、次のようなメリットがあります。
・動画を通して患者さまへ専門性・信頼性をアピール
医師や理学療法士が直接、疾患のメカニズムやセルフケア方法を解説する動画は、クリニックの持つ専門性と医療スタッフの信頼性を短時間で効果的に伝えます。
・症例数・実績を分かりやすく伝える
難しい専門用語を避け、イラストや実演を交えることで、クリニックの症例数や治療の実績を一般の患者さまにも理解しやすい形で提示できます。
・医師の経歴・専門性をアピールする
医師の人柄や診療への想い、専門領域を親しみやすいトーンで発信することで、患者さまは安心して受診できる医師かどうかを判断しやすくなります。
患者さまとの信頼関係構築
SNS発信による患者さまとの信頼関係構築は、現代の医療業界において重要なトレンドです。単にクリニックの情報を発信するだけでなく、患者さまの疑問や不安に寄り添ったコンテンツを提供することで、受診前の段階から関係性を築くことが可能です。
医療機関検索サイトを運営する企業が行った調査によると、患者さまの87.6%が「医療機関がSNSで情報発信をしてくれると助かる」と回答しており、正確で分かりやすい情報を求めるニーズが極めて高いことが分かります。

【参考データ】【アンケート報告】87.6%の患者が「医療機関がSNSで情報発信をしてくれると助かる」と回答 クリニック経営マガジン
競合との差別化
整形外科クリニックの数が増加する中、地域の競合との差別化は経営上の急務です。TikTokをはじめとするSNSアカウントは、クリニック独自の強みや特徴、診療方針、院内の雰囲気を打ち出すための強力なブランディングツールとなります。ほかのクリニックが手薄な動画SNS領域で、質の高い専門的な情報を発信することは、明確な差別化要因となるでしょう。
若年層にアプローチできる
整形外科が扱う疾患は、変形性関節症などの高齢者層が中心である一方、スポーツ障害、外傷、姿勢の悩みなどは若年層の患者さまも多く存在します。とくにTikTokの主要なユーザー層は10代から30代であり、このプラットフォームを活用することで、従来の地域広報では難しかったスポーツ障害を抱える学生や活動的な若者への直接的なアプローチが可能になります。
整形外科がTikTok運用をやるべき理由と注意点
整形外科がTikTokとの相性が良い理由は、その「視覚的な情報」にあります。整形外科領域は、身体の動き、リハビリテーションの手順、疾患による関節の変形、手術前後の変化など、静止画やテキストだけでは伝わりにくい情報で溢れています。TikTokの短尺動画フォーマットは、複雑な運動指導や疾患解説を、視覚的・聴覚的に分かりやすく、かつエンターテイメント性を持たせて伝えることにおいて最適です。
とくに、リハビリテーションの運動指導や、腰痛・肩こりに対するセルフケア動画は、ユーザーが即座に「試せる」情報であり、それが「いいね」や「シェア」を通じて拡散されやすい傾向があります。これにより、クリニックは潜在的な患者さまに対し、専門性を分かりやすくアピールしながら、広範囲にリーチすることが可能です。
TikTok運用をやるべき主な理由
| 「How To」との親和性 | 運動指導やストレッチなど、実演を伴う「やり方」の解説が動画と非常に相性が良い |
| 医師・スタッフの人柄アピール | 医師や理学療法士がユーモアを交えたり、真摯に解説したりする姿を見せることで、地域住民からの親近感と信頼関係が構築される |
| 潜在層へのリーチ | 「病院に行くほどではないが気になる症状」を持つ潜在患者さまに、適切な医療情報を届けられる。 |
運用における重要な注意点(医療広告ガイドラインの遵守)
SNSでの情報発信は、その内容が「広告」と見なされる場合があり、厚生労働省が定める医療広告ガイドラインを遵守しなければなりません。とくに、集患を目的としたアカウントの場合、以下の点に細心の注意が必要です。
・虚偽・誇大な表現の禁止:「絶対治る」「最高の治療法」など、誤認を与えるような表現は厳禁です。
・ビフォーアフター画像の原則禁止:治療効果の誤認を与える可能性があるため、原則として禁止されています(限定解除要件を満たす必要があります)。
・未承認医薬品等の広告禁止:承認されていない治療法や医療機器について、その有効性や安全性を誤認させる表現はできません。
TikTok運用においては、効果を強調しすぎる表現やユーザーを煽るような構成になりがちですが、これらはガイドライン違反となるリスクがあります。発信する情報は常に客観的な事実にもとづき、専門的かつ正確な情報を提供することを徹底する必要があります。
詳細な規定と違反事例については、以下の記事を参照してください。
TikTok活用事例5選
ここでは、実際にTikTokアカウントを積極的に運用している整形外科クリニックの具体的な事例を5つご紹介します。各クリニックがどのようにTikTokというプラットフォームを集患とブランディングに活用しているのか、その戦略を深掘りします。
【活用事例1】足立慶友整形外科(東京都足立区)
| アカウント | @adachi_keiyu |
| 運用コンセプト | 足立慶友整形外科は、「専門的な知識を、誰でも理解できるエンタメに」をコンセプトに運用しています。手術動画や専門性の高い医療情報の発信を控え、院長先生やスタッフが演じるショートドラマやコミカルな動画を中心に投稿。整形外科特有の「手術は怖い」「リハビリはつらい」といったネガティブなイメージを払拭し、クリニック全体のアットホームな雰囲気やスタッフの親しみやすさを強調しています。これにより、敷居を下げて地域住民との心理的な距離を縮め、親近感を持ってもらうことを最大の目的としています。 |
投稿例
| 投稿URL | 内容 |
| https://www.tiktok.com/@adachi_keiyu/video/7225965523530534145 | 手術直前の整形外科医の姿に焦点を当てたコンテンツです。無菌の環境に入るため清潔な手術着に着替え、マスクとキャップを着用したドクターが手を洗う様子を撮影しています。手術前の現場は、医療従事者でないと普段は見ることができないため、特別感がある動画です。また、「医療の専門性」と「医師の親しみやすい人柄」を感じさせることで、クリニックの敷居を下げるブランディング戦略として有効です。ドクターの人となりを短時間で伝えることで、患者さまとの信頼関係構築に貢献しています。 |
| https://www.tiktok.com/@adachi_keiyu/video/7253059215974059265 | 手術前の準備プロセスという舞台裏を紹介する動画です。使用する医療器具の説明、医師や看護師による患者さまへのアプローチ、手術前の厳格な安全確認など、緊迫感がありつつもプロフェッショナルな準備の様子を、短くテンポよく紹介しています。医療機関としてもっとも重要な「安全と専門性」を真摯に伝えるブランディング効果の高いコンテンツです。 |
| https://www.tiktok.com/@adachi_keiyu/video/7227084664526146818 | 手術室は患者さまにとってもっとも緊張や不安を感じる場所であるため、事前にその清潔感や最新の設備をSNSで公開することは、透明性の確保と信頼感の醸成に極めて有効です。動画では、高水準の衛生管理がされている設備環境や、手術実績の件数などを紹介。手術を検討している患者層に対し、「このクリニックは設備が整っており、安全な環境で手術を受けられる」という印象を与えることでしょう。 |
成果や成功ポイントの解説
成功のポイントは、徹底した「非医療広告感」の演出と、多角的なSNS連携です。過度に集患を意識した動画を避け、親しみやすさ、楽しさを追求した結果、アカウントのフォロワー数と動画の総再生回数を伸ばすことに成功しています。また、動画で関心を持ったユーザーを、より詳細な情報や落ち着いた雰囲気の投稿が見られるInstagramアカウントへ誘導する導線設計も秀逸です。Instagramでは、患者さまが思う疑問に対する回答や健康の豆知識をショート動画で発信するなど、両輪で患者さまとの信頼関係を構築しています。
>>足立慶友整形外科の詳細はこちら
【活用事例2】東大沢整形外科内科リハビリクリニック(埼玉県越谷市)
| アカウント | @higashiohsawa_reha |
| 運用コンセプト | 「地域医療と介護・リハビリテーション」に重点を置くクリニックという運営方針のため、TikTokアカウントでは「リハビリテーションの重要性を分かりやすく伝える」をコンセプトとして掲げているようです。主に女性の理学療法士が、専門的なリハビリ技術や運動指導、スタッフ紹介をショート動画で提供。自然体な演技で「スタッフが明るい」「相談がしやすそう」という地域クリニックならではの親しみやすさが特徴です。 |
投稿例
| 投稿URL | 内容 |
| https://www.tiktok.com/@higashiohsawa_reha/video/7543194306652245266 | クリニックはリハビリテーションに特化したコンセプトを掲げており、動画では広々とした空間、清潔な環境、そして最新鋭のリハビリ機器やトレーニングマシンがテンポの良い映像で紹介されています。リハビリ治療を求める患者さまにとって、設備の充実度は治療の質を測る重要な要素です。単なる施設紹介に留まらず、専門的な治療を受けられる安心感を動画を通して発信しています。 |
| https://www.tiktok.com/@higashiohsawa_reha/video/7471199331358428423 | 理学療法士(PT)の専門知識と人柄に焦点を当てたコンテンツです。難解な理学療法士の国家試験問題をスタッフに見せ、その反応や回答をコミカルに演出しています。東大沢整形外科に所属するスタッフが、高い専門知識と確かな学術的背景を持っていることを伝えるとともに、スタッフの自然な表情やユーモアを引き出すことで、親しみやすい職場環境をアピール。患者さまへの安心感の提供と、医療従事者の採用ブランディングという二重の効果を狙った、バランスの取れた好事例です。 |
| https://www.tiktok.com/@higashiohsawa_reha/video/7481591842920860935 | 腰椎の解剖学的特徴と回旋(ねじれ)のしづらさについて、専門家である理学療法士が分かりやすく解説しています。タイトルにある「関節ASMR」というトレンドワードを入れることで、専門性の高い内容にもかかわらずユーザーの興味を引きつけています。難解な解剖学の知識を、実習生という身近な存在の疑問を通じて解説することで、潜在的な患者さまにも理解しやすい「教育的コンテンツ」となっています。東大沢整形外科の理学療法士が、知識と教育熱意を併せ持っていることを示し、クリニックの専門性と信頼性を堅実に高めるブランディング事例です。 |
成果や成功ポイントの解説
成功のポイントは、リハビリテーションに特化したニッチな専門性を追求した点です。リハビリ指導の動画はニーズが高く、競合クリニックがコミカル路線に走る中で、実用的な専門情報を扱う動画で差別化を図りました。明るい笑顔の女性スタッフを前面に出すことで、医療技術の高さだけでなく「スタッフが生き生きと働いてる姿」を効果的にアピールすることにもつながっています。結果として、リハビリ目的の患者層へのリーチはもちろん、「このクリニックで働きたい」という求職者にも訴求するアカウントとして、認知度向上に貢献しています。
>>東大沢整形外科内科リハビリクリニックの詳細はこちら
【活用事例3】横濱 松宮整形外科リハビリテーションクリニック(横浜市中区)
| アカウント | @y.matsumiyaseikei |
| 運用コンセプト | 「医療の最前線と日常の接点を提供する」ことをコンセプトとし、専門性の高い疾患解説と、地域に根差したクリニックの親しみやすい雰囲気を両立させています。とくに、院長自身が解説役として登場する頻度が高く、ドクターのパーソナリティを通じてクリニック全体のブランディングを強化。難解な医療用語は使わず、患者さまが抱くであろう素朴な疑問に答えるQ&A形式を多用し、予防医療と早期治療の重要性を啓発しています。 |
投稿例
| 投稿URL | 内容 |
| https://www.tiktok.com/@y.matsumiyaseikei/video/7506746383198670100 | 院長先生がコミカルなシチュエーションで登場するエンタメ動画です。整形外科という専門性が高い医療機関でありながら、院長自らがユーモアを交えて出演することで、クリニックの親しみやすさを極限まで引き上げることを目的としています。ピコピコハンマーという日常的な小道具を用いることで、医療とはかけ離れた「おもしろさ」を演出しています。専門的な情報発信も行う一方で、このような人柄をアピールする動画を組み合わせることでクリニックの敷居を下げ、「この先生なら話しやすそうだ」という安心感を与えます。潜在的な患者層に対し、初期の心理的ハードルを取り除くうえで効果的と言えるでしょう。 |
| https://www.tiktok.com/@y.matsumiyaseikei/video/7538708214360132871 | スポーツ障害のひとつであるオスグッド病に関する知識をコミカルに扱う動画です。整形外科特有の疾患をテーマにしつつも、あえて「分からない人」の視点を挿入することで、視聴者に対し専門知識を押し付けず、共感を誘う構成となっています。院長先生やスタッフが演じるショートドラマを通じて、病気の存在や症状を周知し、「この症状は専門医に相談すべきもの」という認識を促しています。横濱 松宮整形外科が、スポーツ整形にも対応できる専門性を持っていることを、親しみやすいトーンで効果的にブランディングしている事例です。 |
| https://www.tiktok.com/@y.matsumiyaseikei/video/7496032025959337237 | 院長先生を主役にしたコミカルな日常の一コマを描いた動画です。整形外科医という専門職の院長を、合コンの場での「送迎役」として親しみやすい日常の状況に置くことで、ユーモアを生み出しています。医療情報とは一見無関係なテーマを用いることで、クリニックの敷居を極限まで下げ、ドクターの人柄をカジュアルにアピール。これは、横濱 松宮整形外科が目指す「親近感」と「人間味」を前面に出した演出です。とくにTikTokのアルゴリズムは、エンタメ性の高い動画を優先的に拡散する傾向があるため、このような投稿を通じてアカウントの認知度を高め、そのあとに続く専門的な情報へのリーチを広げる効果があります。 |
成果や成功ポイントの解説
成功の鍵は、「情報量の密度」と「多チャンネル展開」です。TikTokではライトな親近感を、InstagramアカウントやYouTube公式チャンネルでは、より掘り下げた専門性の高い疾患解説や長尺のセミナー動画を展開し、情報のリッチさを担保しています。とくにYouTubeでは、手術や治療の深い知識を求める層を取り込み、TikTokからのユーザーを段階的にファン化させています。これにより、幅広い層にアプローチしつつ、最終的には高度な医療を求める患者層を確実に獲得する統合的なSNS戦略を実現しています。
>>横濱 松宮整形外科リハビリテーションクリニックの詳細はこちら
【活用事例4】東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック(東京都江東区)
| アカウント | @dr.kurosaka.kneehip |
| 運用コンセプト | 「膝・股関節の専門医による、最も信頼できる情報源」として、特化型専門クリニックの強みを最大限に活かした運用を行っています。アカウント名はドクターの名前と専門分野を明確に示しており、ドクターの権威性と専門性をダイレクトに打ち出すコンセプトです。動画内容は、自院の専門治療法(例:再生医療、人工関節)の解説、患者さまからのよくある質問への回答など、具体的で専門性の高い情報に特化しています。 |
投稿例
| 投稿URL | 内容 |
| https://www.tiktok.com/@dr.kurosaka.kneehip/video/7570291116285742356 | 人工膝関節置換術(TKA)のデモンストレーションの様子を公開した動画です。東京整形外科ひざ・こかんせつクリニックは、膝・股関節の専門性に特化しており、この動画は、実際の手術に近いデモンストレーションを通じて、治療のプロセスと技術的な側面を患者さまに分かりやすく伝えることを目的としています。TKAのような高度な治療法は患者さまにとって不安が大きいですが、手術の様子を透明性高く見せることで、ドクターの技術力と専門性をダイレクトにアピールし、信頼感を醸成しています。専門知識をストレートに伝えるこのコンテンツは、手術や先進医療を検討している情報感度の高い層への集患に極めて有効と言えるでしょう。 |
| https://www.tiktok.com/@dr.kurosaka.kneehip/video/7571765150118579464 | 整形外科の治療において、患者さまが最も悩む「いつ決断すべきか」という重要なテーマを扱っています。ドクターが直接、症状の進行度、患者さまの生活の質(QOL)、そして術後のリハビリ期間などを考慮した客観的な判断基準を提示することで、患者さまの意思決定を後押ししています。東京整形外科ひざ・こかんせつクリニックは、高度な専門性を強みとしており、このような治療方針に関する透明性の高い解説は、患者さまがクリニックを「信頼できる情報源」として認識するために重要です。とくに、手術という大きな決断を控えた患者層の不安を解消し、受診へと繋げるための戦略的な集患事例です。 |
| https://www.tiktok.com/@dr.kurosaka.kneehip/video/7572084561580969217 | このコンテンツは、「病院に行くべきか迷っている」「痛みが我慢できる程度だから様子をみている」といった、受診をためらっている患者さまの背中を押すことを目的としています。専門医であるドクターが直接、「なぜ早期受診が重要なのか」「放置することでどのようなリスクがあるのか」を簡潔に、真摯なトーンで解説しています。患者さまの不安に寄り添いながらも、専門家としての責任感を持って適切な行動を促すことで、クリニックの信頼性と専門性を同時に高めています。 |
成果や成功ポイントの解説
成功ポイントは、ドクターの「顔」を出すことによる圧倒的な信頼感と、専門分野への徹底的な絞り込みです。膝・股関節に特化することで、ターゲットとする患者さま(重度の関節痛を持つ患者さま)に対して「このクリニックなら治してくれる」という強い確信を与えます。また、動画の内容はエンタメ要素を極力排し、専門家としての説得力を重視しているため、とくに高額な自由診療や手術を検討している、意思決定に時間をかける患者層からのエンゲージメントを高めています。
>>東京整形外科ひざ・こかんせつクリニックの詳細はこちら
【活用事例5】医療法人社団橘会橘病院(宮崎県都城市)
| アカウント | @tachibana_reh |
| 運用コンセプト | 病院全体のリハビリテーション部門が主導するアカウントとして、「地域密着型ホスピタルの安心感」と「医療従事者の魅力発信」を両立させています。単に治療法を解説するだけでなく、病院で働く理学療法士、看護師、事務スタッフの人柄や日常を積極的に見せることで、地域住民にとって身近で開かれた病院であることをアピール。地方の医療機関として、採用活動やスタッフの定着率向上という側面も意識した運用コンセプトとなっています。 |
投稿例
| 投稿URL | 内容 |
| https://www.tiktok.com/@tachibana.reha/video/7509450848297061640 | 橘病院の人工関節手術における豊富な実績を公開する動画です。病院が持つ専門的な技術力と経験を、具体的な「5000例達成」という数字で視覚的に証明し、患者さまの信頼感を最大限に高めています。とくに人工関節手術は、患者さまにとって生涯に関わる重大な決断であるため、実績の公開は受診決定の大きな後押しとなります。動画では、単に数字を伝えるだけでなく、医療スタッフによる感謝のメッセージや、病院の歴史を振り返る映像などを交えることで、病院全体のチーム医療の成果としてアピールしています。高度な整形外科医療を提供する地域の中核病院としてのブランディングを強化する好事例です。 |
| https://www.tiktok.com/@tachibana_reha/video/7147622962940644609 | 橘病院のリハビリテーション科に所属するリハビリスタッフの専門性と親しみやすさを同時にアピールするコンテンツです。患者さまからすると、リハビリテーションは継続的な治療であり、担当スタッフとの相性が非常に重要です。動画では、理学療法士や作業療法士といった専門職が人数や雰囲気、推しポイントといった情報をコミカルに伝えることで、患者さまに安心感と期待感を与えます。大規模な整形外科病院である橘病院が、このように部署単位で情報を発信する事例は、組織の透明性を高め、リハビリを主目的とする患者層への集患に効果を発揮します。また、リハビリスタッフの生き生きとした様子は、医療従事者の採用におけるブランディングにも貢献しています。 |
| https://www.tiktok.com/@tachibana.reha/video/7479670074769558802 | 石田医師の専門性と、病院全体の学術的な権威性を、新聞掲載という第三者評価を通じて高めています。地元紙である宮日新聞への掲載は、地域住民への信頼性を直接的に証明する強力なエビデンスとなります。動画では、新聞記事の画像や、「膝骨切り術ラーニングセンター」認定という専門分野に強いという特徴に関する情報を簡潔に伝えることで、ドクターの専門性と病院の治療実績をアピールしています。このような実績アピール型の投稿は、エンタメ性の高いTikTokであっても、「信頼できる医療機関である」という訴求につながり、重篤な症状や専門的な治療を求める患者層への集患に大きな効果を発揮する事例です。 |
成果や成功ポイントの解説
成功のポイントは、「地域密着+採用ブランディング」の複合戦略です。病院という規模の大きな組織で、多くのスタッフが入れ替わり立ち替わり登場することで、病院全体の活力と多様なスタッフの存在をアピール。これは、地方における医療従事者の採用難に対応するための重要なブランディングとなっています。リハビリテーション科が主導していることで、運動指導やセルフケアといった「人に役立つ」情報提供を継続でき、結果として地域住民の健康意識を高め、予防から治療までを一貫して担う病院としての地位を確立しています。
整形外科がTikTok発信を成功させるコツ
前述の成功事例から、整形外科クリニックがTikTokを活用して集患とブランディングを成功させるためのポイントと運用のコツを解説します。
TikTokのアルゴリズムに合わせた「非医療広告」の徹底
| コミカルな要素やトレンドの音源を使い、クリニックの敷居を下げる工夫をしていますか? |
TikTokのユーザーは、広告や過度な専門情報を避ける傾向にあります。事例1(足立慶友整形外科)や事例5(橘病院)のように、まずはエンタメ性の高いコンテンツでユーザーの注意を引き、「面白い病院だ」というポジティブな印象を与えることが重要です。専門情報は、あくまでエンゲージメントの取れた動画のおまけとして、またはキャプションやコメント欄で簡潔に補足する程度に留めましょう。信頼感は、面白さや親近感の先に生まれます。
専門性をニッチな領域に絞り、視聴者の「痛み」を解決する
| 膝、腰、肩など、特定の疾患やリハビリに焦点を絞ったコンテンツを継続していますか? |
事例2(東大沢整形外科内科リハビリクリニック)や事例4(東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック)のように、アカウントのテーマを「リハビリ」や「膝・股関節」といったニッチな専門分野に絞り込むことで、「この症状ならこのクリニック」という強い印象付けが可能です。とくに「自宅でできる〇〇解消法」といった実践的なハウツー動画は、ユーザーの「今すぐ何とかしたい困りごと」を解決するため、保存やシェアがされやすく、アカウントの認知度を一気に高める起爆剤となります
ドクター・スタッフの「顔」と「人柄」を出す
| 医師や理学療法士が動画に定期的に出演し、人となりを伝えていますか? |
医療機関の選択において、患者さまは技術だけでなく、「誰に診てもらうか」を重視します。事例3(横濱 松宮整形外科リハビリテーションクリニック)や事例4(東京整形外科ひざ・こかんせつクリニック)のように、ドクター本人が登場して、親しみやすくかつ真摯に情報発信することで、専門知識と人間的魅力の両方から信頼関係を構築できます。ドクターの権威性は集患に直結しますが、スタッフの笑顔や日常を見せることで、病院全体のチーム医療としての魅力を伝えることも、患者さまの安心感につながります。
動画SNSとテキストSNSの役割分担を明確にする
| TikTokで関心を持ったユーザーを、より詳細な情報が得られるWebサイトやほかのSNSへ誘導する導線設計がありますか? |
TikTokは「認知獲得」と「親近感醸成」の役割を担い、InstagramやYouTube、Webサイトは「詳細な医療情報提供」と「予約への導線」の役割を担うべきです。事例1(足立慶友整形外科)や事例3(横濱 松宮整形外科リハビリテーションクリニック)のように、TikTokでライトに接触したユーザーを、Instagram(親近感の維持・日常の共有)やYouTube(深い専門知識の提供)へ誘導することで、段階的にエンゲージメントを深め、最終的な受診へとつなげる動線を意識することが、SNSによる集患を成功させるコツです。
自院の強みを活かしたTikTok運用で効率的な集患につなげよう

整形外科クリニックがTikTokをはじめとするSNSを活用することは、若年層へのアプローチと集患に不可欠な戦略であることは間違いありません。成功事例から共通して言えるのは、専門性をベースとしながらも、ドクターやスタッフの人柄、そして院内の雰囲気を画像やリールで視覚的に伝えることで、患者さまとの信頼関係を築いている点です。
TikTok運用を成功させるカギは、医療広告ガイドラインを徹底遵守しつつ、自院の強み(リハビリ、特定の専門分野)を明確に打ち出すことです。保存したくなるような実践的なストレッチやハウツー情報を継続的に発信し、競合クリニックとの差別化を図りましょう。本事例を参考に、独自の強みを活かしたSNSブランディングを加速させましょう。
